Interview

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株式会社Yazawa Ventures
Founder and CEO 矢澤 麻里子

Q.2 働き方やライフステージの変化編

冨田阿里さんからのご紹介
日本で初めて女性1人VCを設立され、つねに未来のために自ら挑戦し続け、まわりを照らす太陽

02

働き方やライフステージの変化について、お聞かせください。

ハードワークの期間について、詳しく教えてください。

わりといつもハードワークなところがありますが個人的には、サムライインキュベート在籍中だと思います。会社主催でたくさんイベントをしていました。大体イベント終わりの夜22時頃には、同じコワーキングスペースにいる起業家のみなさんとお酒を飲んだりして。帰りが午前1時、2時というのが、デフォルトにありましたね。

一方で、すごく高いお給料をもらってるというわけではなかったので、当時、結婚していた方からは「どうしてそんなに働いているんだ」と言われていました。
私としては、仕事は楽しかったですし、念願のキャピタリストになるために「ここで頑張らないと!」という葛藤もありました。

当時の睡眠時間はすごく短そうですね。

今ふりかえれば、そうですね。たまに風邪を引いていました。でも今の方がつらいですね。出産してから、風邪をひきやすくなりましたし、免疫も落ちて体質が変わったなと思います。

同時に、働きながら子育てされてる方へのリスペクトの気持ちはすごく増えましたね。

プレゼン登壇
プレゼン登壇

パートナーとの関係性の変化について教えてください。

夫は、私がキャピタリストとして働いてることに対して、リスペクトを持って接してくれることが大きいですね。
夫とは、仕事内容は全然違うんですが、同じスタートアップ界隈という意味ではかぶっているんです。仕事の話をすればちゃんと理解してくれるし、一方で突っ込みすぎず、「ふーん」みたいな感じで純粋に応援してくれています。そういう意味では、すごく心の支えになっていますね。

家庭でも仕事の話をすることは多いですか?

めちゃくちゃしています。家で仕事の話をする人としない人というのは結構分かれるのかなと思いますし、どちらでもいいなとは思っています。

私自身は人生をかけて仕事しているからこそ、家に帰ってきても、そこは人生の延長線上なので、わーっと話せる相手がいるのは本当に楽しいですね。相手も経営者でかつ専門職なので、分からないことを教えてくれたり、いろいろなフィードバックをもらうこともあって「そういう考え方もあるのか」と気づきをもらっています。結果として今、すごくいい関係性が築けて良かったなと思っています。

出産してから働き方の変化はありましたか?

まだまだ模索中です。ファンド※1を立ち上げたばかりの当初は、子どもを寝かしつけてから仕事をしたり、アメリカのVC※2とディスカッションするために、夜中に一度起きたりしていましたが、身体に合いませんでした。今は、終わっていない仕事は一度やめて、夜は子どもと一緒に寝て、翌朝早く起きて再開する形にしています。

自分に合った働き方をどう模索していこうかと考えたときに、自己理解に行きつきました。
昔はとりあえずこれと決めたら走るという感じでしたが、今は立ち止まって「この方向でいいのか」と、昔より考えられるようになったなと思っています。

※1:目的に応じて投資家から資金を一つに集めて、基金にして収益を還元する仕組みのこと。
※2:ベンチャーキャピタル(Venture Capital)の略称。将来的に高い成長が見込まれる未上場のベンチャー企業を専門に投資する会社やファンドを指す。

イベント審査員
イベント審査員

お子さんが生まれたばかりで、仕事自体に迷う時期などなかったですか?

ありました。出産して、どのタイミングでファンドを作るかを決めかねていたら、コロナがちょうど来てしまったんです。予定してた保育園にも預けられず、あっという間に時間が過ぎて焦ってきますし、今動きたいのに動けないっていうのがしんどかったですね。

そこから、コロナが少し落ち着いて保育園が始まってから、投資家やいろいろな人に会いに行きました。ある人から、「資料はちゃんとできているから、これ以上人に会うより早くファンドを作った方がいいんじゃないか」と言われたんです。プレゼンの資料を作り直したりしていたんですが、そこじゃないと気づきました。

そこから3か月ぐらいで契約書を作って、一気にファンドを立ち上げました。最初の3か月くらいは悩んだ時期もあったので、実質立ち上げには半年ほどかかりました。
子どもが1歳1〜2か月ぐらいのタイミングでしたね。

周りから「どうして今のタイミングなの?」という声はありましたか?

はい、それこそ投資家から、「子育てしながらできるの?」とか、「それじゃ立ち上がらないんじゃない?」というように言われたこともありました。でもファンド自体は男性でシングルGPで実現している方がいますし、出来ないことはないと思ったのです。まず作ろうと決めて進んでいきました。

常に迷うことはたくさんありますが、一度決めたのであれば後から「やってよかったね」と思えるように、やっていることを自分で正解にしていくと決めて、毎日やっています。

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