女性が働きやすい会社とは?8つの特徴を紹介

女性が働きやすい会社とは?8つの特徴を紹介

「ライフステージが変わってもイキイキと働き続けたい!」
「今後、結婚や出産も考えているけれど、今の会社で仕事と家庭を両立していけるかな・・・?」
そんなふうに考えたことはありませんか?

近年では「女性活躍推進法」の改正をはじめ、女性の働き方改革にも注目が集まっていますよね。
多様な人材の活用を目指す「ダイバーシティ」や、経済・教育・政治参加などの分野で世界各国の男女間の不均衡を示す指標である「ジェンダーギャップ指数」という言葉も、頻繁に耳にするようになりました。

既に多くの企業では、働く女性の活躍を支援する取り組みが始まっています。
その一方で、女性自身が本当に働きやすいと感じる企業はいまだ多くないのが現実。
女性にとって働きやすい会社とは、一体どのような環境なのでしょうか?

この記事では、女性が働きやすい会社の特徴や、女性が働きやすい会社を探す時のポイントなどをご紹介します。

目次

女性にとっての働きやすさとは?

働き続ける女性が増えた今。総務省の統計局によると、女性の就業者数は10年前と比較し約360万人以上増加しています。
まずは、女性の働きやすさに関する調査データを用いて、見ていきましょう。

出典:ソニー生命女性の活躍に関する意識調査2022
出典:ソニー生命女性の活躍に関する意識調査2022
出典:ソニー生命女性の活躍に関する意識調査2022
https://www.sonylife.co.jp/company/news/2022/nr_221101.html

ソニー生命の調査によると、「職場でイキイキと活躍していると思う」と答えた女性はわずか41%弱。つまり半数以上の女性がイキイキ働けていないと感じているようです。
また、有職者のうち約68%の女性が「女性が社会で働くには不利な点が多いと思う」と回答しています。

また、ワークライフバランスを保ちながら働くために必要なこととして、多くの女性が「休暇が取得しやすい職場環境」「男性の家事・育児参加」「家事や育児の分担」「職場の理解・協力」を挙げています。

女性の労働環境が少しずつ改善されているとはいえ、その度合いには企業間格差があるのも事実。
女性にとっての働きやすさは、各企業における「プライベートと仕事を両立しながら、働き続けるためのサポート」がどの程度整っているかに大きく左右されるといえそうです。

ライフステージの変化の中でも、自分にあった職場で安心して働き続けられるよう、これからご紹介するポイントをぜひ参考にしてください!

女性が働きやすい会社の8つの特徴とは?

特徴1:国の認定マークを取得

子育て支援や女性活躍推進に力を入れている企業のみが取得できる認定マーク
出典:Harmony Works(https://harmony-works.co.jp/feature

「えるぼし認定」「くるみん認定」「なでしこ銘柄」などに代表される、国の認定マークをご存知ですか?

こちらは、子育て支援や女性活躍推進に力を入れている企業のみが取得できる認定マークです。どの認定も取得にはさまざまな条件を満たす必要があり、認定を受けている企業は最低限その条件を満たし、さらに独自の取り組みを行っている企業が多い傾向にあります。

つまり、こういった企業であれば子育てやキャリアに関する意識が高く、周囲の理解や相談できる環境が整っている可能性が高いです。
その為、この認定を取得していることは、女性にとって働きやすい会社かどうかを判断する際の大きな指標となるでしょう。

くるみん、プラチナくるみん…子育て支援が充実している企業
えるぼし、プラチナえるぼし…女性のキャリア支援が手厚い企業
なでしこ銘柄…女性活躍推進に優れた上場企業

▼えるぼし認定についてもっと詳しく知りたい方はこちら!
女性が活躍する企業を見つける基準 「えるぼし認定」を大調査 – 認定の方法から、業種間の違いまで

特徴2:各種支援制度の利用実績が豊富

近年では、社員一人ひとりの多様な働き方を尊重する傾向があり、各種休暇など様々な支援制度を設けている企業も増えています。
ここで大切なのは、こういった制度がただ存在しているだけではなく、きちんと利用されているかということです。
会社案内では一見制度が充実しているように見えても、「社内の理解が得られない」「実は取得しづらい環境だった・・・」という可能性もあります。

実際の取得状況や、取得した後の復帰状況について公開している会社も多いので、必ず確認をするようにしましょう。利用実績を知ることで、その会社のワークライフバランスに対する理解度を知ることもできます。

◾️代表的な休暇制度
産休・育休・看護休暇・介護休暇
長く仕事をしていく上で、出産や育児、介護との両立について悩むこともあるでしょう。 そんな時に、「産休」や「育休」だけではなく「看護・介護休暇」の制度が整っていれば、キャリアを諦めることなく、働き続けることができます。 また最近では、女性だけではなく配偶者の出産休暇制度が設けられるなど、男性社員の育児支援制度の利用も推進されています。

有給休暇
有給休暇の取得率にも会社の姿勢が表れます。
積極的に有休消化に努めている職場であれば、休暇を取ることに負い目を感じることも少なく、全社員が平等に働きやすい環境であるといえるでしょう。

生理休暇 
個人差こそあるものの、生理やPMSが辛くて仕事に影響が出てしまうという女性も多いですよね。生理休暇自体は、戦後から労働基準法第68条で規定されているものですが、年々取得率が下がる一方。「就業規則に生理休暇がない」「他に使う人がいないから取りづらい」といったことを理由に、取得率はわずか1%とも言われています。
生理休暇の取得率の高い企業は、女性特有の事情へも理解が深く、風通しの良い環境であるといえます。

クリエイティブワーク(CW)制度
毎月の稼働時間の一部を、自分や仕事を見つめ直す機会に充てられる個性的な制度も存在しています。資格取得を通してスキルアップを図ったり、改めて自分のキャリアについて考えてみたり、使い道は様々です。
社内外を問わない幅広い活動は、新たな価値観を創出し、より豊かなワーキングライフを送ることが可能になります。

こういった制度整備に力を入れ、さらに実際の取得率も高い職場であれば、社員のプライベートを大切にしているといえます。休暇取得以外の場面でも働きやすさを感じることが多く、無理なく働いていくことができるでしょう。

特徴3:女性社員や女性管理職の割合が高い

女性の管理職が多いことも、女性が働きやすい企業の一つの特徴です。日本における女性管理職の割合は2022年時点で約12.3%(※1)と、増加傾向にあるものの依然として低水準が続いています。その背景には「管理職の業務負担が過剰」「出産や育児などのライフステージの変化で継続就業が難しい」「育児休業後の人事評価が相対的に低くなりやすい」などの理由があります。

この点女性管理職が多い企業であれば、管理職の業務負担軽減や勤務制度、人事評価制度の整備が整っていることから、ライフステージの変化があっても無理なく働き続けられる環境であるといえます。

また、仕事と子育てや介護を両立する女性社員が職場に多数いることで、今後の具体的なキャリアプランをイメージしやすくなります。仕事とプライベートの両立のコツを学んだり「自分も将来管理職を目指せる」というモチベーションの向上にもつながりやすいでしょう。

特徴4:育児経験者の比率が高い

男女を問わず、育児経験者の多い企業も、女性が働きやすい職場環境と言えます。
企業側の理解やサポートがあれば、子どもの体調不良や保育園からの呼び出しなど、突発的な事態にも柔軟に対応させてもらえ、仕事のサポートや共感を得やすい傾向にあるといえるでしょう。

特徴5:柔軟な勤務形態に対応している

リモートワークやフレックスタイム制を導入している企業なら、働く場所や時間に縛られず、自分のライフスタイルに沿った柔軟な働き方が可能です。特に子供が小さなうちは、急な体調不良や保育園からの呼び出しなど、なかなか思い通りにいかないもの。そんな時にも、融通の効く制度があれば安心して働くことができます。

また、実際に働く社員の残業時間に注目することも大切です。もしも残業が常態化しているような状態であれば、子供のお迎えに間に合わなかったり、プライベートとのバランスを保つことが難しくなったりと、ストレスの原因にもなりかねません。
残業がない職場であれば、勤務時間中に効率的に仕事を終わらせる習慣が根付いています。

自分に合ったバランスの良い働き方ができる会社を選ぶことで、仕事以外の予定も立てやすくなり、プライベートとの両立がしやすくなります。

特徴6:チーム体制が整っている

女性の働きやすさを追求するには、業務を進める上でのチーム体制も重要です。

業務の進め方や内容を、特定の人だけしか把握していない場合は要注意です。特定の人が長く担当者を務めている場合は、業務の属人化が多い傾向にあります。

この場合は休暇が取りづらい、業務量が過多になるといった問題が起きやすく、フレキシブルな働き方は望めません。
そのようなことを避けるためにも、業務内容を自分以外の人も把握し、休みの日にその業務を滞りなく進めてもらえるような、チーム体制の整った会社を選ぶとよいでしょう。

特徴7:正当性のある人事評価を実施している

評価についての公正性や納得性も、働きやすさの重要な指標です。

性別や役職に関係なく、誰もが仕事内容に応じた評価を得られるかどうか、人事評価の制度を理解しておくことも必要です。
会社が人事評価の目的や趣旨などを社員に周知し、昇給や昇進が結びつくような人事制度システムの構築がなされているかも抑えておきましょう。
すべての社員に対してキャリアアップの機会が平等に与えられていることで、家庭との両立を諦めることなくキャリアを築いていくことができます。

特徴8:教育の環境が整備されている

人材育成に力を入れている企業は、社員を財産と捉え大切にしています。研修制度や、個人のスキルアップに繋がるような教育機会の提供のほか、社員一人ひとりの成長を促すために、上司と1対1で業務の振り返りや中長期的な目標、普段の何気ない相談ごとまで話し合う、定期的な面談を設けている企業もあります。

こうした環境下では活発な意見交換がうまれ、さらに自分次第で成長を続けていくことができるでしょう。

※1:労働政策研究・研修機構より

女性が働きやすい会社を探すための5つの方法

ここでは女性が働きやすい会社を探すための、おすすめの方法をご紹介します。

1.認定マーク・シンボルマークを取得している会社を調べる

働きやすい会社の特徴でもご紹介した「認定マーク」の取得状況を確認するのも良いでしょう。これは企業の取り組みが第三者により認められている証となるため、働きやすい会社を判断するための材料のひとつになります。
「くるみん」や「えるぼし」など女性活躍にまつわるもの以外にも、企業のホワイト度を認定する「ホワイト企業認定」や男性従業員の育児と仕事の両立を推進し、業務改善を図る企業に贈られる「イクメン企業アワード」など、様々なマークが存在しています。自分が望む取り組みに沿ったマークをチェックし、目安にするのも良いでしょう。

2.転職エージェントを利用する

女性が働きやすい会社を見つけるには、女性に特化した転職エージェントを利用するのもおすすめです。女性の活躍推進に力を入れている会社であれば、このような女性向けエージェントにて求人を行なっている可能性が高いです。
企業、求職者双方のマッチングの面から考えても、メリットが大きいといえます。
また、転職エージェント側も実際に転職を成功させた方の意見や動向を把握しているため、希望する業界や会社の雰囲気や人員構成など、表向きにはわからない情報を入社前に把握できるかもしれません。

さらにこの時、複数のエージェントを同時に利用してみると良いでしょう。転職活動において、担当者との相性や支援はとても重要になってきます。自分に合った担当者とはどんな方なのか、比較し見極めながら活動を進めていくのが得策です。

女性が働きやすい会社を探すための5つの方法

3.企業研究を行う

◾️会社のホームページを見る
気になる会社を見つけたら、会社のホームページも確認してみましょう。女性が働きやすい環境づくりに取り組む制度や活用実績があるか、女性の管理職が在籍しているか、社内の様子がわかるSNSやブログなども合わせて見てみると良いでしょう。
女性の活躍推進への意識が高い会社は、仕事と家庭の両立支援の事例や、実際に働いている女性社員の声などを紹介しているケースも多いです。

◾️口コミサイトを見る
会社のリアルな評判を知るためには、匿名で投稿できる口コミサイトがおすすめです。全ての投稿に信憑性があるとは限りませんが、「実際の社員からどんな声が上がっているのか」「公式サイトや会社説明会では聞かないようなネガティブな情報がないか」などをチェックしてみましょう。
ホームページなどで公表している制度が充実していても、口コミサイトにネガティブな情報ばかりが投稿されているのであれば、実態は異なっている可能性もあります。

◾️四季報 女子版を見る
こちらには、会社が公表を避けてしまう「離職率」や「有休取得状況」、「残業時間や休日数」なども掲載されています。 女性の採用実績や休暇制度、キャリアなど会社の人事には直接聞きづらい情報も豊富に掲載されているので、ぜひ一度チェックしてみましょう。
▼「就職四季報 女子版」が気になる方はこちらからチェック!
https://str.toyokeizai.net/magazine/shushoku_woman/

4.実際に働いている人に話を聞く

興味のある会社で働く人に、話を聞いてみるのも良いでしょう。
プラス面だけでなくマイナス面も知っておくことで、入社後のギャップを減らすこともできます。ピンポイントにその会社で働いている人でなくても、同業界や同業種で働く人に話を聞いてみるのもおすすめです。その会社の評判や仕事の実際など、参考になる情報が得られることがあるので、積極的に情報を収集するようにしましょう。

5.カジュアル面談を利用する

カジュアル面談とは、選考前に求職者と社員がカジュアルに話をして、お互いの知りたい情報を交換する機会のことです。面接のような合否判定はなく、親睦を深めお互いを知ることを目的としているため、知りたい情報を遠慮なく聞けるチャンスです。
現在は導入企業もどんどん増えています。ぜひ積極的に参加してみましょう。

イキイキとした人生を送るために

いかがでしたか?
今回は「女性が働きやすい会社」とはどのようなものか、どのように探したら良いのかをご紹介しました。

現代人は、実に約7割もの時間を仕事に費やしていると言われています。
仕事と家庭の両立を叶えイキイキと働き続けるためには、個人の努力以外にも会社の取り組みや会社との相性が必要不可欠になってきます。

10人の女性がいたら10通りの人生があるように、仕事に求める価値観も人それぞれ異なりますよね。

この記事を参考に、皆さんが仕事に求めることは何かを明確にし、ぜひご自身が輝ける環境を見つけてください。
皆様の活躍を応援しています。

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