次世代GAFAM、知ってますか?-デジタル女子は知っておきたい最新テック業界の会社と背景

IT業界を牽引するビッグテック企業「Google」「Apple」「Facebook」「Amazon」「Microsoft」。この5つの巨大企業は、その頭文字を取って「GAFAM(ガーファム)」の略称で呼ばれています。

GAFAMが手がける製品やサービスは、世界中で多数のユーザーに利用され、現代のデジタル社会において欠かすことのできないものとしてその立場を確立させてきました。

目まぐるしく変化するIT業界に携わるデジタル女子は、AIやテクノロジー関連はもちろんのこと、金融経済やビジネス関連のトピックスに対しても最新情報をキャッチできるようにしておくと、トレンドを追えるだけでなく、自分の業務に必要な技術や考え方が見えてくるのではないでしょうか。

このコラムでは、デジタル技術の進歩により、GAFAM以外の新興勢力として急成長してきたIT企業「次世代GAFAM」に名乗りを上げる企業を紹介するとともに、その会社と成り立ちについて迫りたいと思います。

目次

次世代GAFAMは!?“MATANA”

GAFAMは、「Google」「Apple」「Facebook」「Amazon」「Microsoft」のビックテック5社で構成され、「ビッグ・ファイブ」とも言われてきました。
そのGAFAMの次世代を担う企業は、以下のグループの略称で呼ばれ始めています。

MATANA

これまでのGAFAMの企業のうち、Facebook(Meta)が抜け、新しくTESLAとNVIDIAが加わり、次世代分野として注目される企業群の名称「MATANA」(マタナ)が徐々に浸透しつつあります。

  • Microsoft
  • Amazon
  • TESLA
  • Alphabet(Google)
  • NVIDIA
  • Apple

人工知能コンピューティングをリードする、NVIDIAとは

NVIDIA(エヌビディア)は、米国カリフォルニア州サンタクララにある半導体メーカーで、GPUの設計については業界最大手の企業です。

  • GPU(Graphics Processing Unit)
  • メタバース
  • 人工知能(AI)
  • 自動運転車

GPUとは「Graphics Processing Unit」の略称で、コンピュータゲームに代表されるリアルタイム映像処理に特化したプロセッサーのことです。
より速く、より美しく画像や映像を映し出すためには、高性能GPUが不可欠です。画像処理には膨大なデータを瞬時に計算する必要があり、ビッグデータを処理する点でもGPUが適しています。

その他にもGPUが急速に普及してきた背景には、VR技術や人工知能(AI)の発展と密接に関わっています。
VRはよりリアルな映像技術が必要であり、ゲームなどのエンターテイメントだけでなく、医療分野や教育現場、観光業界など幅広く利用されています。

これらのことから、日々ニュースで流れているような成長産業とGPUは切っても切れない関係にあり、NVIDIAが成長するであろうと注目されるのは当然のことと言えます。

GPUの他にもMercedes-Benz、Jaguar Land Roverなどの自動車メーカーをパートナーとして、自動運転車の開発にも力を入れており、注目が高まっています。

自動車業界の破壊者 TESLAとは

テスラは、米国テキサス州オースティンの電動輸送機器およびクリーンエネルギー関連企業で、世界的に有名な起業家イーロン・マスク氏がCEOを務めていることも話題で、ニュースで聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。最近ではイーロン・マスク氏が同じくCEOを務めるスペースXで大型宇宙船「スターシップ」の試験飛行を行ったり(打ち上げ自体は失敗に終わっている)、Twitterの買収後の話題でも注目を集めています。

  • 電気自動車(EV)
  • バッテリー
  • 太陽光発電システム

テスラは2003年に設立され、自動車メーカーとしては後発の会社にも関わらず、世界1位の電気自動車販売台数を誇り、自動車産業に革命を起こしたブランドアイコンとしての位置を確立しました。アメリカでは国家レベルでEVの普及や充電スポットを拡充していますが、何よりの強みはテスラ車専用の充電スポット「スーパーチャージャー」を世界各地に整備したことです。
「スーパーチャージャー」は15分間で最大275km相当分を充電できる性能を持ち、またテスラの専用アプリと連動させることで、リアルタイムで「スーパーチャージャー」の混み具合を確認できるなど、技術力もさることながら利便性も高いことが分かります。

そして最大の強みは、新しいビジネスモデルを確立したことでしょう。自動車を販売することで利益を得ることが主であった従来のビジネスモデルではなく、サービス型のビジネスモデルを取り入れたことです。
自動車をオンラインで購入でき、購入後のアップグレードもオンラインで可能となり、自動運転の開発においても顧客が走行する車のデータを収集することで更なる開発に活かすことも行っています。

また、エネルギー事業にも力をいれており、バッテリーは家庭用のPowerwall、事業用のMegapackを製造しています。
また化石燃料から持続可能なエネルギーへの移行を見据え、仮想発電所(VPP)にも乗り出しました。
※VPP:各地の多様なエネルギー資源(太陽光発電、風力発電、蓄電池、発電機など)をまとめて制御し、1つの発電所として運用・管理するシステムのこと

何かと話題になりがちなテスラのEV車は、女性からの人気も高く、その理由の1つは車内インテリアに物理的なスイッチを少なくし、タッチディスプレイで操作できることです。他にもEV車のためエンジンを冷やす必要がなく取り入れられた斬新なフロントデザインや医療用と同等の空気清浄システムも採用されていることも上げられます。

もう一つの注目企業たち クラウド型BtoBビジネスを展開する“MT SAAS”

MT SAAS

次世代分野として注目される企業群の名称として、「MT SAAS」(マウントサース)もその候補となっています。GAFAMのうちMicrosoftとAmazonが残る形で、新しく4社が加わりました。

  • Microsoft
  • Twilio
  • Shopify
  • Amazon
  • Adobe
  • Salesforce

新しく加わった4社のうち、TwilioとSalesforceについて簡単にご紹介していきます。

クラウド電話サービスを展開!Twilioとは

Twilio(トゥイリオ)は、米国カリフォルニア州サンフランシスコを本社とするクラウドコミュニケーションプラットフォームサービス企業で、主要事業はクラウド電話APIサービスです。
APIは「Application Programming Interface」の頭文字をとった略語です。インターフェースはIT用語の1種で、異なる種類のものをつなぐという意味があります。従ってAPIとは、「決められたルール(仕様)の元でアプリケーションやソフトウェア同士を繋いで、情報交換する際に使用する窓口」と考えると分かりやすいでしょう。

Twilioの特徴を、簡単にまとめておきます。
Twilioを活用することで、固定電話宛にも携帯電話宛にも発信ができ、可能な限り低コストで無駄なく顧客対応業務のパフォーマンスが向上するので、様々な業界・業種でサービスの利用者は増えていくことが期待されています。

  • 音声通話、SMS、チャット、動画など複数のチャンネルを同じプラットフォームで連携可能
  • インフラの構築・維持のコストが不要
  • コストパフォーマンスが高い、従量課金制
  • 自動受信・応答による、コールセンターの業務改善
  • 電話認証を組み合わせた高いセキュリティ対策

Twillio Japanもコーポレートサイトで、女性エンジニアが登壇した2022年国際女性デーのオンラインイベントの様子が公開されており、ジェンダーの壁やキャリアパスに関しての意見交換の様子が伺えます。(記事はこちらから)

SalesTechの代名詞 Salesforceとは

Salesforce(セールスフォース)は、米国カリフォルニア州に本社があり、CRMソリューションを提供しています。CRMとは「Customer Relationship Management 」の略称で、直訳すると「顧客関係管理」で、営業・マーケティング・CS(カスタマーサービス)など自社内でまたがる顧客情報を一元管理することによって、顧客と良好な関係を構築・維持するためのシステムのことです。

特にSalesforce社が提供する統合CRMプラットフォーム「Salesforce」は豊富な製品を揃えており、見込み客との接点を創り出し、強化・成約までの一連のプロセスを効率化・最大化させ、各社ルールが異なる業務プロセスを、自由に構築することが可能です。

  • 1つのプラットフォームで、部門間のデータ連携可能
  • 導入実績が豊富で、信頼性が高い
  • 高度なセキュリティ対策

その事業内容は知らないまでも、2023年に日本で開催されたWORLD BASEBALL CLASSICで日本代表の大谷翔平選手がホームランを打った際のボールが、自身が契約を結ぶ企業の看板に当たったニュースが話題になったことを記憶している方も多いのではないでしょうか。

また女性活躍を支援する制度やカルチャーを整備しているため、専業主婦やIT未経験者などの女性も積極的に起用しており、社会貢献への意欲が高い女性が積極的に挑戦できる企業風土があることは、デジタル女子からも注目の企業ではないでしょうか?

注目の企業の最新情報をキャッチして、その成り立ちを理解しよう

人工知能(AI)、車載半導体、メタバース、最近話題になっているChatGPTなど、着実に技術革新は歩みを続けています。

どんな業界が注目を集めていて、他の企業とどういう違いがあるか?を知ることで、今後どんな技術を吸収しておくかが見えてきます。またその企業の中でどういう女性が活躍しているかも注目しておくべきポイントです。

常に進化し新しいサービスが生まれていく中で、いち早く情報をキャッチし新しい技術や知見に触れ、自身の業務に活かしていきましょう。

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