実は女性はIT企業で働きやすい!働くメリットや職種の特徴をご紹介

ニュースでIT企業に関する話題を見ない日はないほど、目まぐるしく進化しているIT業界。話題になっているので、知っておきたいと思っていても身の回りでIT業界で働いている人がいないと、縁遠く感じてしまうのではないでしょうか。
またテクノロジーに関連しているため、男性が多いイメージをお持ちで、女性の方には「働きづらい」という印象もあるかもしれません。


この記事では、IT企業で女性がどう働いて、どう活躍できるのかについて紐解いていきたいと思います。

目次

IT企業とは? – 構造と働くひとの職種

IT企業とは、テクノロジー企業とも言われ、デジタル技術を用いてサービスを提供する会社の総称にあたります。ハードウェアやソフトウェア、通信サービス、インターネット、SIer/SESなど、それぞれの企業が得意とする分野のサービスを展開しています。
IT業界の代表的な職種は以下の10個で、Webサービスを開発する職種や、企業のデジタルマーケティングを考えてお手伝いするといったものまであります。

  1. システムエンジニア、プログラマー
  2. Webエンジニア、フロントエンジニア
  3. ネットワークエンジニア(インフラエンジニア、セキュリティエンジニア)
  4. セールスエンジニア
  5. Webデザイナー
  6. ITコンサルタント、プロジェクトマネージャー、ディレクター
  7. Webマーケター
  8. テクニカルサポート
  9. アカウントプランナー
  10. データサイエンティスト、データアナリスト

IT業界はAI・ビッグデータと新たな技術も続々と登場し、今後もサービスや職種は多様化してくることが予想されるため、IT業界の需要も衰えることはなく求職者の立場から見ると魅力的な業界です。また小売業界・金融業界・不動産業界といった他業界もITを活用したビジネスを展開していく傾向にあり、IT業界から就業先が広がっているのも特徴です。

IT業界の職種に見られる傾向 – 平均年齢や年収

IT業界の代表的な職種とその傾向を、厚生労働省が運営する職業情報サイト(日本版O-NET)を参考に、目安となる項目を記載しました。
※IT業界のうち、職種によって代表的な箇所のみの記載となります。

※データは「令和4年賃金構造基本統計調査の結果」を加工して作成されたもので、職業情報サイトに掲載されている情報をまとめたものになります。
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/ITRelatedWorkByIndustry

いずれの職種も、平均年齢は30代後半から40代前半と高めでIT業界でも若い人だけでなく、幅広い年齢の方がいらっしゃることが分かります。年収は年齢や経験にもよりますが、500万円から600万円で、職種によって就業の人数も大きく異なります。

IT業界というと理系の人が多く就職するイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は文系出身者も多く、意欲があれば就職することが可能です。
また職種によっては、入社時にスキルや経験がなくてもポテンシャル採用されることも多く、就業しながらスキルを伸ばすことが可能な場合もあります。

例えば、最も技術的に難易度の高そうなイメージがある「システムエンジニア(Webサイト開発)」を例に見てみても、入社前の訓練期間を「特に必要ない」という回答が16.1%、入社前の実務経験を「特に必要ない」という回答が27.4%、入社後の訓練期間を「必要でない(未経験でもすぐに即戦力)」と回答する人が11.3%という結果になっています。


また必要な能力も「読解力」が4.5、「傾聴力」が4.6、「文章力」が4.3、「説明力」が4.1と文系に必要なスキルも求められる傾向にあります。(例:読解力は仕事に関係する文章を読んで理解するスキルのことで、2は「アンケート用紙の指示を読んで理解する」、4は「経営方針について書かれた文章を読んで理解する」、6は「技術論文を読んで内容を理解する」という指針で評価されています。)

IT業界の女性就業者の現状

IT業界で、特にエンジニアの女性の割合は、男女比8対2といわれており、まだまだ男性中心の業界というのが現状です。しかし職種別に見るとWebデザイナーは半数以上が女性であったり、ITコンサルタントや営業は女性比率が高まる職種です。どの職種にも共通するのは、丁寧な仕事ぶりやマルチタスク能力が高いことで、女性が得意とする分野と言われています。

IT業界に女性が少ない理由は

  • 理系が優位なイメージが有る
  • ロールモデルが不足している
  • 労働時間が長い

というイメージが原因となっているようですが、一方でメリットも多く存在しています。

IT業界で女性が働くメリット

女性比率が低い職種も存在していますが、女性が働くメリットを考えていきたいと思います。

●年収が高い

国税庁が発表した「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、2021年の平均年収は443万円で、平均給与は男性で545万円、女性で302万円となっています。

システムエンジニアやIT業界の年収は、平均約500万円から600万円と、その他の職種も含めた平均と比べると高めの設定になっていることがわかります。
これは、IT業界は新しい技術が次々に発展し、人手が足りていない需要過多の状態で、どの企業も「より良い人材を採用したい」と思っていることから、他社より良い条件を出すことが影響しています。
また他の業界はメンバーシップ型の雇用形態が多い中、IT業界はジョブ型の採用のため、経験や技術が発揮しやすく、転職がしやすいのも理由の1つとしてあげられます。

●ライフイベントに対応しやすい

女性は結婚・出産と休職や退職を余儀なくされることがありますが、IT業界に関してはライフイベントに対応しやすい特徴があります。
これは先に述べたようにジョブ型の雇用形態であるため、スキルを持っていれば勤務地や部署、携わるサービスが変わっても即戦力として能力を発揮できるからです。またこの時間でこれだけのタスクを行ったといった、スキルが第三者からもわかりやすく、管理・評価がしやすい環境が整っています。
このため、現場から離れる期間があっても、スキルや実績があれば復帰しやすいのが特徴です。

●安定している

AIやロボティクスの影響で、今後多くの職種が置き換わると予想され、「この先なくなる職業」といったニュースもよく見ますが、IT業界は人が代替しづらく、人間が考えなければいけない仕事なので比較的失業するリスクが少ないことも特徴です。

●柔軟な働き方ができる

IT業界はインターネット環境とパソコンがあれば仕事ができる人も多く、ものを扱ったり場所に限定されないため毎日出社しなくてはならないという制約がありません。そのため、リモートワークでの仕事も可能ですし、フレックス制度を取り入れている企業も多くあります。納期に間に合えば自由な働き方を推奨されていて、自由な環境、自由な服装で仕事ができることもメリットです。

●スキルが身につく

IT企業に就業する一番のメリットは、就業時には能力がなくても仕事を通して専門的なデジタル技術が身につくという点です。IT技術はニーズが高いため、長期的に役立つスキルを様々な観点から習得することができます。
スマートフォンやデジタルサービスを駆使する現代において、仕事で習得したスキルはプライベートでも役に立つことが多いものです。
例えばSNSを利用して情報収集をしたり、決済サービスを使って個人のお金を管理したり、公共のサービスも手続きがオンライン中心になっているため、習得したITスキルをベースに出来ることでプライベートの効率化も可能になります。

●論理的思考が身につく

女性は感情的な考え方が強いというイメージが強く、論理的思考は意識しなくては身につきづらいと言われています。しかし、IT業界以外でも、仕事をする上で論理的思考は重要で、身についていないと評価されづらい傾向があります。
時にトラブルのような状況でも、冷静に合理的に考えることで早く解決に導けることがあります。IT業界で仕事をすると論理的思考を身につけることができるため、周囲から認められやすくなり、働きやすくなることもあるでしょう。

その他にもまだまだ男性が多い職場だからこそ、女性がチームに入ることでチーム内のバランスが取れたり、チームの雰囲気が良くなったりするという副次的な効果も得られることがあり、近年では女性を積極的に採用する企業が増えています。

IT業界へ就業するとどんなスキルが求められる?

未経験でも就業が可能な業界ではありますが、自分のスキルとマッチしているとより安心してチャレンジできるのではないでしょうか?
ここでは、実際に就業してから持っていると活躍しやすいスキルについて見ていきます。

●ITに関する知識

最低限のITのスキルや知識は持っていたほうが歓迎されやすいものです。パソコンやスマートフォンを日頃から使っていると、慣れやすく習得も早いと言えます。
また不明なことがあっても、基本的に自分で調べて対処したりニュースやSNSを活用して業界の動向を知っておくことが求められます。専門用語が多く飛び交う仕事のため、チーム内での共通言語で会話できると、理解も早く仕事も進めやすくなります。

●業務に積極的に取り組む姿勢

IT業界はチームで納期が決められた仕事をすることが多いので、工数管理や時間単位で発注を受けることが多いのも特徴です。このため、チームの中で仕事に対して消極的に関わっていたり、時間が守れないと評価されづらいのも特徴です。チーム内でのタスク管理も重要視されており、結果を出している人とそうでない人が一目瞭然になることが多いので、業務を円滑に行うためには自ら行動できる人が向いています。

●コミュニケーション能力

IT業界ではチームで大きなシステムやWebサービスを構築する仕事が多く存在しています。そのためプログラミングにおいてもソースコードをチーム全体で共有することが多く、他の人のソースを読んだり、意図を確認して作業を進めるため、コミュニケーション能力は重要視されます。
その他にも仕事の進め方や進捗の共有も様々なツールを使ったり、オフライン・オンラインと言った選択肢のあるミーティング参加方法が提供されている反面、その時々で最善な方法で相手にわかりやすく伝える方法を選択することが重要です。
チームで仕事をするということは、自分がどう行動し、どうコミュニケーションを取るかによって、相手のパフォーマンスにも影響し、その結果が自分自身の評価にも返ってくるため、相手やチームを思いやったコミュニケーションが必要になります。

女性のIT業界でのお仕事、いかがでしたか?

女性が持っている特徴を活用すれば、IT業界で活躍できるチャンスは大きく、また成果主義の業界のため年収アップや重要なポジションに挑戦もしやすい業界でもあります。さらにIT業界は人事評価システムも導入されていることが多く、努力する人に対して公平でフラットな評価を受けられるのも特徴の1つです。
そのためフリーランスや独立する人が多いのも、業界の特徴と言えるのではないでしょうか?

ITに関連するスキルを身に付けて、生涯年収や自己実現を図ってみてはいかがでしょうか?

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