デジタル女子には切っても切り離せない!インターネットの仕組みや思想についておさらいしよう

インターネットは、世界規模の情報機器を接続するネットワークの総称で、1990年ごろから世界的に広く使われ始め、近年はその活用が目覚しく進展してきたことは、ご存知だと思います。
現在では、私たちの生活や仕事といった様々な場面で使われる、不可欠な社会基盤(インフラ)となっています。

この記事では、今や当たり前となったインターネットの基本の知識をおさらいすることで、改めてその仕組みを理解し、今後の仕事や日常生活に活かしていただければと思います。

目次

“インターネット”の言葉の意味と仕組みを、再認識しよう

もともとinterとは中間や間、相互といった意味を持ちます。語源的にはネットワークとネットワークをつなぐものがインターネットで、コンピューターの「間」に張り巡らされた「網目」という意味で使われています。

複数のコンピューターをケーブルや無線を使ってつないでお互いに情報をやり取りできるようにした仕組みが「ネットワーク」で、家や会社・学校といった単位ごとに作られた1つ1つのネットワークをさらに外のネットワークにつなぎ、結果として世界全体にまで広がったネットワークが「インターネット」になります。

インターネットは、当初大学や研究機関のデータ共有が目的でした。
一般に普及する契機は、接続を手軽に行える1995年のWindows 95の登場です。
また Webデザインは1993年にHTML 1.0が公開され、マークアップによるタイトルや見出しによるデザイン表現が始まります。

日本でインターネットが普及したのは、 1993年に株式会社インターネットイニシアティブがインターネット接続サービスを開始した時です。
接続サービスにおける通信回線は当初専用線で、使用料金は月額数百万円以上と高額でした。例えば1993年大阪で開催された国際会議のために敷設された100Mbps光回線費用は数億円掛かったといいます。

インターネット上では、パソコンなどの情報機器が他のコンピュータに命令を送り、情報を表示したり、保管したり、別のところに送ったりしています。私たちがパソコンや携帯電話を操作するとき、「ホームページが見たい」「メールを送って」と言った命令を送っています。この命令にしたがって、たくさんの情報機器が働くことで、電子メールを送ったり、ホームページを見たりすることができるようになっています。

インターネットのデータはどうやってやりとりされる?どこにある?

インターネットは、デジタルデータを様々な形式で送受信するためのネットワークということはおわかり頂けたと思います。次に知っておくべきは、データがどこにあって、どのような方法でデータがやりとりされているか、です。

まず、デジタルデータはIP(Internet Protocol)によって分割されます。この分割されたデータのことを「パケット」と呼びます。パケットとは小包という意味で、音声通話や動画・画像といったデータを小分けにしてやり取りします。


このパケットは「ヘッダ情報」と呼ばれる、送信元の情報を先頭部分に持ち、それぞれが異なる経路を通り最終的に目的地で再結合されます。
このおかげで、途中、通信障害といったトラブルが起こっても、他のルートに切り替えて送信することができ、到着順序がバラバラでも、ヘッダ情報から正しい順番で組み立てることができるため、元の1つのデータに復元することが可能です。

こうした柔軟なデータの送信のお陰で、データの高効率な転送が可能となっています。

また、データの保存場所(ストレージ)としては大きくは以下の3つがあげられます。

  1. コンピュータ端末
    パソコンやスマートフォンといった電子機器だけでなく、外付けのハードディスクやSDカードなどのデータカードを含む、端末
  2. 自宅や会社などのローカルエリアネットワーク内のサーバ
    データを共有することや、定期バックアップを取るために利用されているもの
  3. インターネット上のサービス上のオンラインストレージ

これらストレージはデータの長期的な保存を目的としており、デジタルデータをWrite(書き込み)およびRead(読み込み)を行っています。
また、ストレージはフォルダ(もしくはディレクトリ)を使ってデータを管理・保存し、階層的なパスで整理するという共通の特徴があります。

一方で、これら3つの大きな違いは、セキュリティ面です。
コンピュータ端末やローカルエリアのネットワークであれば、インターネットという外部とつながる手段を取っていなければセキュリティ面が高いとも言えますが、バックアップの仕組みがないことが多く、故障が起こればデータが消失してしまいます。
逆にクラウド上にデータを保管するオンラインストレージでは、データの冗長化・バックアップを行うためデータを守ることができますが、一度データに侵入されるとすべてのデータを抜き出される可能性もあります。

データをやりとりする通信の取り決め「プロトコル」とは?プロトコルの基本

わたしたちがインターネットを介して行っている行為はすべて、「プロトコル」と呼ばれるルールに従って通信されています。
これは異なる機器やソフトウェアが相互に通信できるようにするためのルールで、例えば、HTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)はウェブページを表示する命令に対して、Webサイトを構成するhtmlファイルや画像ファイルをWebサーバとWebブラウザの間でプロトコル(通信規則)にのっとって情報がやり取りされています。

その他にも、

  • SMTP(Simple Mail Transfer Protocol:簡易メール転送プロトコルは、インターネットで電子メールを転送するプロトコル)
  • POP3(Post Office Protocol:電子メールで使われる)
  • FTP(File Transfer Protocol:コンピュータネットワーク上のクライアントとサーバの間でファイル転送を行う)

などが存在しています。これらはアプリケーション層のプロトコルで、インターネット層としてはIPアドレスを用いた通信方法のIP(Internet Protocol)になります。

IPは、IPアドレスというインターネットやそのネットワーク上にあるPCやサーバなどに割り当てられる識別番号で、住所と同じ役割を担っていて、通信を行う際のアクセス元とアクセス先を特定するのに使われるため、ユニーク(他の人と重複しない)な番号である必要があります。

IPは、これまではIPv4が主流でしたが現在はIPv6が出回り始め、2023年11月時点ではGoogleへのアクセスは48.43%となっています。

出典:https://www.google.com/intl/ja/ipv6/statistics.html#tab=per-country-ipv6-adoption

IPv4とIPv6ではビット数が異なり、IPアドレスの長さも違います。
IPv4は32ビットのIPアドレスを8ビットごとに区切り、10進数に変換して表記します。
一方、IPv6では128ビットのIPアドレスを16ビットごとに区切り、16進数で表記します。
このため、IPv6では通信速度が大きく改善しました。

その他にもアドレスの在庫数が異なり、IPv4では約43億しかなかったIPアドレスが、IPv6では無限に近い量になっています。

インターネットの基盤、標準と技術

ウェブ標準とは、Webサイトを構築するために使用する技術のことで、World Wide Webにおける定義や記述したりするための、形式に則った非独占的な標準や技術仕様を指します。

基本的には、PNG・SVGといった画像形式や、HTML・CSS・JavaScript・JSONなどで構成されています。
世界的に推奨されている「Webサイトの規格」で、その文章構造を正しく記述することが求められます。

一方で、Webは投稿も使用も自由であるべきで、特許やライセンスに邪魔されるべきでないというオープンな考え方が根底にあります。そのため、誰でも無料でWebサイトを構築するコードを書くことができ、誰でも仕様が書かれる標準作成プロセスに関わることができます。
また、一企業が独占的に制御することや、有料にしたりということがありません。そのため新しい技術が出ても、過去に作られたWebサイトと互換性があります。
常に進化し新しい技術が生まれ、伴って新しい情報が発信されます。

ここで、デジタル女子として注目しておきたいのは、標準なのにオープンというところ。
一見食い違っているように見える2つの概念ですが、標準化は利用する人の利便性や業務効率の向上、相互接続性を実現するための重要な手法の1つというのが前提です。

様々な機器やアプリケーションでやり取りできるように標準化し、オープンな場で作成・無償で公開できるため、インターネット標準を使うことで、誰もが容易にインターネットを利用でき、結果インターネットの発展・普及に大きく貢献している重要な文化になっているということは覚えておきたいポイントです。

デジタルプライバシーとセキュリティ

ここまで、インターネット上では各場所にあるデータをプロトコルを経由して、標準化された技術を活用し、その技術はオープンであることがイメージできたと思います。
そうなると、気になってくるのがプライバシーやセキュリティ。

データはとても価値があり、それだけで悪用される危険にさらされています。

例えば個人情報やクレジットカード情報は高額で売買され、金銭的な価値が高いとされていますし、企業は自分たちが持っている顧客情報に不正にアクセスされ、脅迫されることも考えられます。

このような被害から身を守るのに一番有効な方法の1つは、通信の安全を確保することです。Web検索・メール送信・スマートフォンでのGPSアプリの使用など、何をするにしても、サーバーとのデータ通信が発生するため、通信データを保護する必要があります。

  • 自宅のWi-Fiネットワークのユーザー名を変更し、強力なパスワードで保護する
  • 外出先の無料のWi-Fiに接続しない
  • 気密性の高い情報にアクセスするときは、HTTPではなくHTTPSでアクセスする

といった点に気をつける必要があります。

その他にもブラウザの履歴をこまめに消したり、他の人とPCを共有することを避けることや、使用していないSNSのアカウントからログアウト・アカウント停止することでもトラブルを回避できます。

  • 信用できるウィルス対策ソフトをインストールする
  • 使用しているOSやソフトウェアを定期的にアップデートする
  • なんでもクリックしない
  • 強力なパスワードを使用する
  • できる限り2要素認証を使用する

といった対策も有効です。

まとめ

インターネットには固有の文化やコミュニケーションスタイルが存在します。SNSやオンラインコミュニティを利用することで、異なる地域や文化との交流が可能となり、世界が広がったように思う人も少なくありません。

特に1990年代以降に生まれた人は、デジタルネイティブ世代と言われ、生まれたときからインターネットがある環境で育った世代で、幼い頃からインターネットを日常的に触り、授業や仕事でも活用しています。また、今後より一層デジタルネイティブ世代の割合が増えてきます。

デジタル女子はインターネットの仕組みや背景を理解することができ、インターネット上でより安全に、有益に情報を入手し、キャリアもプライベートも自分自身を表現することができます。

仕組みや思想を理解することは、より情報を取捨選択しやすくなり、今後につながっていくこととなるでしょう。

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